7月4日に開幕した2020年シリーズネイションズカップ ステージ2。
ステージ1終了時点で1位の國分選手 - Akagi_1942mi(日本)と、2位宮園選手- Kerokkuma_ej20(日本)とのポイント差は僅か30ポイントです。

多くの選手が参戦するレースを絞ります。確実に高ポイントを獲得することが可能なRd.16とRd.20のTop 16 Superstarsにかけているからです。直接対決となったRd.16では、宮園選手(日本)が國分選手(日本)を圧倒しポイントランキングでも逆転することに成功します。

Top 16 Superstars - Round 20

ステージ2最終決戦は「サン＝クロワ・サーキット・C」を舞台にF1500T-Aのワンメイクで争われました。
ポイントスタンディングスで首位争いを繰り広げる國分選手(日本)の姿はなく、俄然有利な状況となった宮園選手(日本)がポールポジションを獲得。スタートでソフトタイヤし序盤から逃げ切りをねらう作戦です。
2番グリッドを獲得した菅原選手(日本)も、宮園選手と同様にソフトタイヤを選択。3番グリッドの山中選手 - yamado_racing38(日本)はトップ2台とは異なるミディアムタイヤを選択し、後半にソフトタイヤを温存する作戦で逆転をねらいます。

ソフトタイヤを履く宮園選手(日本)と菅原選手(日本)の2台が序盤から3位以下を引き離しにかかります。

3周目、上位2台は同時にピットに入り、ソフトタイヤから新しいソフトタイヤに交換。ソフト、ミディアム、ハードの3種類のタイヤを使用することが義務づけられているため、3ストップ作戦をとることが明らかになりました。

トップを死守したままコースへ復帰した宮園選手(日本)に対して、菅原選手(日本)は山中選手(日本)に抜かれて3位へポジションを下げます。しかし、ミディアムタイヤを履く山中選手(日本)に対してグリップ力で上回る菅原選手(日本)が再び2位の座を奪還。

この間に宮園選手(日本)が2位以下に対して4秒以上ものリードをを広げることに成功します。

7周目、宮園選手(日本)、菅原選手(日本)が2回目のタイヤ交換を行いミディアムタイヤでコースへ復帰。両者の差は7秒に広がり、宮園選手(日本)がトップの座を手堅いものとします。

ファイナルラップ、上位2台は最後のピットストップでハードタイヤに交換し、使用タイヤ義務を果たしました。
トップでチェッカーを受けたのは宮園選手- Kerokkuma_ej20(日本)でした。他を圧倒する速さでレースを支配し、ステージ2最終戦を勝利でしめくります。
ポイントスタンディングスでも、國分選手(日本)との差を広げてのステージウィンとなりました。