12回目のテストシーズンを迎えたマニュファクチャラー・シリーズは、1月28日から2月3日まで、全6戦が行われました。

日曜日の開幕戦は新たに加わったモンツァ・サーキットでのGR.3の1戦。イタリアが誇る超高速ステージでの戦いでは、メルセデス・ベンツを駆るNik_Makozi選手が速さを見せ、優勝を飾りました。さらにBMWのCreated_by_Doll選手、メルセデス・ベンツのy_nuno2702選手らが高ポイントを獲得し、それに続きます。

続く第2戦はドラゴントレイルを舞台にしたGR.4マシンによる戦い。自然豊かなアドリア海沿いの戦いでは、アストンマーティンに乗るkuro96GT選手、日産のAkagi_1942mi選手らが高ポイントを獲得します。さらに第3戦（インテルラゴス／GR.4）では、メルセデス・ベンツのNik_Makozi選手が第2枠のレースを11位で終えたため、ポイントランキングも大きく変動することに。前半3戦終了時の首位はBMWのCreated_by_Doll選手、2位もBMWのfd3sr20b0654選手、そして3位にはメルセデス・ベンツのKawakana222選手という展開です。

休催日の水曜日をはさんだ木曜日の第4戦。ブランズハッチGPでのGR.3マシンによる1戦です。ここではメルセデス・ベンツのNik_Makozi選手が圧倒的な速さを見せつけました。ポール・トゥ・ウィンの圧巻のレースで2054ptsを獲得し、再びポイントランキングの首位に返り咲いたのです。ただしBMWのCreated_by_Doll選手も予選4位から2位に食い込み、まだまだ勝負の行方は分かりません。

金曜日の第5戦は、東京エクスプレスウェイ・東ルート外回りが舞台のGR.4のレース。超高速バトルとなったこの1戦では、再びメルセデス・ベンツのNik_Makozi選手が勝利への執念を見せ、2310ptsを奪う見事なポール・トゥ・ウィンで優勝を果たします。いっぽう同じレースを戦ったBMWのCreated_by_Doll選手は8位と奮わず、ポイントランキングでは4位へと順位を下げてしまいました。

こうして迎えた土曜日の最終レース。日本の名サーキット、鈴鹿でのGR.3による戦いです。Top24スーパースターズには、ランキング上位の選手がそろってエントリーしました。

ところがその予選では、首位を行くNik_Makozi選手が9位と低迷。代わってポールポジションにはフェラーリのs-shohei_選手が。フロントローにはシトロエンのBrond選手が付けました。

決勝レースでは、メルセデス・ベンツのNik_Makozi選手による見事な追い上げに注目が集まりました。1台、また1台とライバルをオーバーテイクしていきますが、トップ2の守りは固く、結果3位に。ウィナーには、首位を守り切ったフェラーリのs-shohei_選手が輝き、2位にはシトロエン・Brond選手が入りました。ポイントランキングもこのポジションのまま決着し、フェラーリ初の総合優勝、s-shohei_選手としては2度目のチャンピオンの座を獲得したのです。

Point Ranking (Top10)