7月7日に開幕した2020年シリーズネイションズカップ ステージ3。
ステージ2で宮園選手 - Kerokkuma_ej20(日本)に逆転を許したAkagi_1942mi選手(日本)が再び首位の座を奪還すべくRd.21、Rd.24に参戦します。
しかし、両ラウンドともに400ポイント代に届かず低迷します。

ポイントランキング首位の宮園選手は参戦回数を絞ります。
Rd.27は「Special Stage Route X」を舞台にした前代未聞のオーバルバトルが繰り広げられました。
すべてのエントラントに勝機があると言っても過言ではないドラマチックなレースに、宮園選手は果敢にも参戦します。有効ポイントを更新するには至りませんでしたが、宮園選手がマッチングしたレースでは見事勝利を飾りました。

Rd.28では、宮園選手とAkagi_1942mi選手の直接対決となりました。予選で7番手に沈んだ宮園選手に対して、Akagi_1942mi選手はポール・トゥ・ウィンをきめて見事勝利。両者はオンラインシリーズの最終決戦であるRd.30に挑みます。

Top 16 Superstars - Round 30

ステージ3最終決戦は「サルディーニャ・ロードトラック」を舞台にX2019 Competitionのワンメイクレースで争われました。
ポールポジションを獲得したのは宮園選手。ポイントランキングで首位争いを繰り広げるAkagi_1942mi選手は3番手からのスタートです。

抜群のスタートをみせた宮園選手に対して、Akagi_1942mi選手は不運なアクシデントに巻き込まれます。スタート直後のターン1で2番手スタートの中尾選手 - G_T_R_R35選手(日本)と交錯しガードレールに接触。ポジションを一気に10位まで下げます。その後のターン2では後方グループの混戦に巻き込まれてしまい1秒のプッシングペナルティーが与えられます。ターン3でもAkagi_1942mi選手の悪夢連鎖が止まりません。アウト側のグリーンにタイヤを落とした影響でグリップが低下しウォールに接触。Akagi_1942mi選手は1周目に12位までポジションダウンという憂き目にあいます。

ライバルの脱落で一気に楽な展開となった宮園選手は、2位以下に対して1秒以上ものリードを築き上げました。

6周目、5位までポジションをあげてきたAkagi_1942mi選手ですが、抜きどころの少ない「サルディーニャ・ロードトラック」でもがき苦しみます。宮園選手と異なり、後方からスパートをしかけてきた影響で、リヤタイヤの摩耗が激しく挙動が乱れ始めます。

8周目、宮園選手はソフトタイヤからミディアムタイヤへ交換。Akagi_1942mi選手は、9周目にソフトタイヤからミディアムタイヤへ交換し、宮園選手と同様の作戦を遂行します。

14周目、宮園選手は2度目のソフトタイヤに交換してハードタイヤを温存します。Akagi_1942mi選手はハードタイヤに交換しますが、15周目に再びピットへ入り残り周回数をソフトタイヤで走りぬく戦略です。

17周目、各車ピット戦略は異なるものの宮園選手は2位以下に対して10秒以上ものマージンを確保しました。

22周目、宮園選手はハードタイヤに交換し残り2周をハードタイヤに託します。単独1位のクルージング状態でフィニッシュラインを目指します。

ファイナルラップに入り5位までポジションを回復したAkagi_1942mi選手でしたが宮園選手には届きません。宮園選手は危なげない走りで見事ポールトゥーウィンをきめました。

宮園選手 - Kerokkuma_ej20(日本)は、開幕ステージこそランキング2位に終わったもののステージ2では見事逆転。ステージ3に入っても勢いそのままに2020年オンラインシリーズのポイントランキング首位の座を死守しました。