- MANUFACTURER SERIES
- ランキング6位からの大逆転。日産・Akagi_1942mi選手が2度目のシリーズ王者に!
- テストシーズン15 オーバービュー
- 2018.03.01
マニュファクチャラーシリーズ・テストシーズン15は、2月18日から24日にかけて、全6戦が開催されました。
シーズンはイギリスの名コース、ブランズハッチ GPでのGR.4マシンによる1戦からスタート。ここではBMW勢が目立った活躍を見せ、W-4MtcA選手が第2枠、Arrow21CG選手が第3枠で優勝、これにメルセデス・Nik_Makozi選手、フェラーリ・miumiupuipui選手らが続く展開となりました。
第2戦は、GR.3マシンによる京都ドライビングパークの接続レイアウト、山際+雅での1戦。全長6.8kmのテクニカルコースでは、BMWのxRnC9Fx_Rk9選手が高ポイントを獲得、またメルセデスのNik_Makozi選手、日産のAkagi_1942mi選手も鋭い走りを見せ、ポイントを積んでいきます。前半3戦を終えた時点で暫定ポイントランキングは、1位がメルセデス・Nik_Makozi選手、2位が日産・Akagi_1942mi選手、そして3位がBMW・W-4MtcA選手という序列です。
水曜日の休催日をはさんだ木曜日の第4戦。鈴鹿サーキットでのGR.4マシンの戦いです。日本屈指のテクニカルコースでは、ヒュンダイを駆るtatsurou55選手がみごとなポール・トゥ・ウィンを達成、2443ptsを獲得してランキング4位に飛び込んできました。またBMWのy_nuno2702選手、フォードのsaika159-選手らも上位を勝ち取り、ポイントを伸ばします。いっぽうNik_Makozi選手は、優勝こそ果たしたもののポイントでBMW・xRnC9Fx_Rk9選手に逆転を喫し、ランキング2位にポジションを落とします。
金曜日の第5戦はアルザス・ビレッジを舞台にしたGR.4マシンの1戦。フランス・アルザス地方の起伏に富んだこのコースでは、BMW・W-4MtcA選手が素晴らしい走りを見せ、2216ptsを獲得、また2位に入ったフェラーリ・s-shohei_選手も2099ptsをゲットし、両者がポイントランキングの1位、2位にランクインする展開となりました。首位を奪われたBMW・xRnC9Fx_Rk9選手はこのレースをスキップし、勝負は最終戦へと持ちこされたのです。
土曜日の第6戦。南半球を代表するコース、マウントパノラマでのGR.3マシンの戦いです。第3枠のTop24スーパースターズには、上位勢が揃ってエントリーしました。
決勝レースは波乱の戦いとなりました。予選1位を奪ったBMW・xRnC9Fx_Rk9がじわじわとポジションを落とす中、予選6番手と7番手だったダッジ・Kawakana222選手とフォード・saika159-選手が果敢に攻めてポジションを上げ、トップをうかがう展開に。そんな両者を相手に2位スタートの日産・Akagi_1942mi選手が奮戦し、見事優勝を飾ったのです。ポイントランキングでも、一挙に11571ptsを獲得した同選手がシリーズ王者に。そして2位にはダッジ・Kawakana222選手、3位にはフォード・saika159-選手が飛び込みました。
※最終戦のTop24スーパースターズでは、ネットワーク環境の不具合から、一部のプレイヤーの皆様にレースをお楽しみいただけませんでした。心からお詫び申し上げます。今後の改善に努めます。
RANK | DRIVER | DR | SR | RD.1 | RD.2 | RD.3 | RD.4 | RD.5 | RD.6 | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日産 Akagi_1942mi | S | S | 1589 | 1999 | 2124 | - | 1866 | 11571 | 15694 |
2 | ダッジ Kawakana222 | S | S | - | 1528 | 2243 | 771 | 1982 | 11154 | 15379 |
3 | フォード saika159- | S | S | 1473 | 1646 | 1568 | 2113 | 1977 | 10738 | 14828 |
4 | BMW xRnC9Fx_Rk9 | S | S | - | 2117 | 2002 | 1999 | - | 10322 | 14441 |
5 | シボレー Seize_HKS | S | S | 1700 | 1904 | 1803 | - | 1695 | 9906 | 13613 |
6 | フェラーリ s-shohei_ | S | S | 1703 | 1764 | 1888 | 2185 | 2099 | 8241 | 12501 |
7 | BMW W-4MtcA | S | S | 2044 | 1502 | 1904 | 1157 | 2216 | 8241 | 12501 |
8 | メルセデス・ベンツ sirvia | S | S | 1813 | 0 | 500 | 1832 | 1433 | 8658 | 12303 |
9 | ヒュンダイ tatsurou55 | S | S | 1816 | - | 1534 | 2443 | 1749 | 7409 | 11668 |
10 | マクラーレン Leafa_12 | S | S | 1480 | 1155 | 1702 | 1526 | - | 7825 | 11053 |
Top 24 スーパースターズ・レビュー
BMW・xRnC9Fx_Rk9選手がスタート直後からスパートをかけ、2位の日産・Akagi_1942mi選手を引き離します。
3位スタートのメルセデス・Nik_Makozi選手は2周目にまさかのリタイヤ。フェラーリ・s-shohei_選手が3位にポジションをあげます。
序盤からハイペースで2位以下を4秒以上引き離したxRnC9Fx_Rk9選手は5周目にピットイン。その際にピットレーン入口でランオフエリア飛び出し、さらににタイムロス。
6周目、2位を走るs-shohei_選手がトップAkagi_1942mi選手に追いつくも、ハイペースがたたりピットイン。
Akagi_1942mi選手は、燃料とタイヤをセーブする走りを続け、7周目にピットイン。
2ストップ作戦を取るxRnC9Fx_Rk9選手がこの周回で前に出るかと思われましたが、Akagi_1942mi選手がトップを死守します。
9周目、2ストップ作戦を取るxRnC9Fx_Rk9選手が2度目のピットインに入りますが、このピット作業で9位まで順位を落としてしまい、1位奪還は失敗に終わりました。
6位からのスタートで浮き沈みの激しいレースをしていた、ダッジ・Kawakana222選手が、s-shohei_選手をパスし、後半ペースを上げ10周目には2位に浮上。
対照的にs-shohei_選手はライバルよりも早めにピットを済ませていたことで、上位陣のペースに着いていくことができず順位を落としてしまいます。
タイヤ/燃料マネージメントが勝負の分かれ目となるハイレベルなレースを制したのは、日産・Akagi_1942mi選手。
レース中盤からトップをキープし続け、混乱する2位以下を大きく引き離し完璧なレースを展開し、日産にシリーズ優勝をもたらしました。