マニュファクチャラーシリーズのテストシーズン11は、1月21日から27日にかけて、全6戦が行われました。日曜日の開幕戦の舞台はレイクマジョーレ、GR.3マシンによる1戦です。ここではシトロエン勢のL-Shooter_RB26選手、Created_by_Doll選手、Brond選手らが高ポイントを獲得し、ランキング上位に名前を連ねました。

続く第2戦はアルザス・ビレッジでのGR.4による戦い。ここでもシトロエン勢の強さは変わらず、上記3選手がポイントを伸ばします。いっぽうアウディのTOMMYKAIRA_R32選手やBMW・fd3sr20b0654選手らもみごとな走りを見せ、逆転を狙います。序盤3戦を終えた時点で、ポイントランキングは首位がシトロエン・Brond選手、2位がシトロエン・Created_by_Doll選手、3位にはアウディのTOMMYKAIRA_R32選手が並ぶ展開です。

オフの水曜日をはさんで木曜日の第4戦。テクニカルな京都ドライビングパーク・山際+雅を舞台としたGR.3マシンによる戦いです。ここでは第2枠のレースで、シトロエン・Brond選手に次いでフェラーリ・s-shohei_選手が2位に入り、ポイントランキングでも3位に飛び込む活躍を演じます。また第1～3戦をスキップしていたメルセデス・ベンツのNik_Makozi選手が3位に入り、2140ptsを獲得しました。

金曜日の第5戦は、ブルームーン・ベイでのGR.3によるオーバル決戦。ここでは多くのランキング上位者が欠場する中、ダッジのsirvia選手、レクサスのN0BLE_1989選手、トヨタのteraemon2000選手らが上位入賞を果たし、ポイントを獲得しました。結果ランキングでは、首位シトロエン・Brond選手、2位シトロエン・Created_by_Doll選手こそ変わらないものの、3位にダッジのsirvia選手が浮上し、翌日の最終戦へと期待を繋ぎました。

土曜日の最終戦は、ブラジルを代表するサーキット、インテルラゴスでのGR.4の戦い。第3枠のTop24 スーパースターズには、優勝を狙う多くのトップランカーがエントリーしました。レースは予選から波乱が起きます。マツダを駆るsaika159-選手がポールポジションを獲得し、2番手にはメルセデス・ベンツ・Nik_Makozi選手が。ここまで強さを誇ってきたシトロエン・Brond選手は4番手と出遅れることになりました。

決勝レース。マツダのsaika159-選手が盤石の走りで首位を守る中、8番手からスタートしたフェラーリ・s-shohei_選手が果敢なオーバーテイクを連発します。いっぽう4位スタートのシトロエン・Brond選手もさすがの走りを披露し、じわじわとポジションアップ。結果、優勝はマツダ・saika159-選手の手に。2位にはシトロエン・Brond選手が入り、3位にはフェラーリ・s-shohei_選手が飛び込みました。ポイントランキングでは、優勝したsaika159-選手が10131ptsを獲得して3位に。2位にはフェラーリ・s-shohei_選手が。そしてチャンピオンの座は、闘志を失わなかったシトロエン・Brond選手のものとなったのです。Brond選手は今季のネイションズカップも制覇、自身2度目のダブルタイトルを獲得しました。

Point Ranking (Top10)