- NATIONS CUP
- 一度は転落するも最終戦で逆転! オーストラリア・Nik_Makozi選手が2連覇、6度目の栄冠。
- テストシーズン18 オーバービュー
- 2018.03.22
ネイションズカップの18回目のテストシーズンは、3月11日から17日にかけて、全6戦が行われました。
11日の開幕戦は、京都ドライビングパーク 山際+雅でのGR.4による戦いでスタート。複雑なテクニカルコースでのレースは、日本のyou143298選手、toybubu1205選手、そして前シーズン王者であるオーストラリア・Nik_Makozi選手らが上位入賞を果たし、好調な滑り出しを見せます。
第2戦はブルームーン・ベイを舞台にしたGR.3マシンによる1戦です。トライオーバルのレースでは、初戦で健闘した日本の2人に代わってanaguma15選手、snow_white_xx_選手らが活躍。しかし、前戦との合計ポイントでオーストラリア・Nik_Makozi選手が最高ポイントとなり、ポイントランキングの首位に立ちました。
火曜日の第3戦は、鈴鹿サーキット 東コースでのトヨタ MR2によるワンメイクレースです。ここではオーストラリアの伏兵、SpeedyChicken_04選手や日本・k24a_cm2選手らが高ポイントを獲得しますが、前半3戦の総合ポイントでは、今回7位と奮わなかったオーストラリア・Nik_Makozi選手が首位を堅持し、2位には日本・MARITARO8選手、3位には同じ日本のrest0g選手が食い込む格好となりました。
水曜日のオフをはさんだ木曜日の第4戦。舞台はカリフォルニアの人気サーキット、ウィロースプリングス・ビッグウィロー。マシンはフォード マスタング GR.3によるワンメイクです。ここでは日本のtoybubu1205 選手やsoukei選手らがハイスピードバトルをうまく戦い、高ポイントを獲得しました。この結果、soukei選手がランキング2位に浮上しましたが、首位のNik_Makozi選手を逆転するには至りません。
週末の第5戦は、レイク・マジョーレGPを舞台としたGR.4マシンによる戦い。強烈なアップダウンを含んだテクニカルコースでのレースでは、日本・fd3sr20b0654選手、Arrow21CG選手らが高ポイントを獲得、いっぽう王座のNik_Makozi選手が欠場という展開に。その結果ポイントランキングも変動し、日本・toybubu1205選手が首位に、2位にも日本・Leafa_12選手が付け、Nik_Makozi選手は4位に転落する形となりました。
Nik_Makozi選手の反撃が注目される最終戦。ブラジル・インテルラゴスでのポルシェ 911 RSRによるワンメイクレースです。上位勢はもちろん第3枠のTop24スーパースターズにエントリー。予選では暫定首位のtoybubu1205選手がポールポジションを獲得し、2位にオーストラリア・Nik_Makozi選手が付ける構図となりました。
しかし決勝レースは波乱含みに。toybubu1205選手が順位を落とし、代わって4番手スタートの日本・Kawakana222選手や7番手スタートのkyuta選手が上位に食い込む走りを見せます。Nik_Makozi選手はKawakana222選手にこそ抜かれたものの2番手を死守。結果、2位のNik_Makozi選手が10891ptsを獲得しシリーズチャンピオンを獲得、優勝した日本・Kawakana222選手がシリーズ2位、3位には5番手でゴールした日本・Arrow21CG選手が入る結果となったのです。
RANK | DRIVER | DR | SR | RD.1 | RD.2 | RD.3 | RD.4 | RD.5 | RD.6 | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | オーストラリア Nik_Makozi | S | S | 1971 | 1545 | 983 | 1779 | - | 10891 | 14641 |
2 | 日本 Kawakana222 | S | S | - | - | 1474 | 1318 | 1790 | 11296 | 14560 |
3 | 日本 Arrow21CG | S | S | 1589 | 1409 | 888 | 343 | 2007 | 9679 | 13275 |
4 | 日本 Leafa_12 | S | S | 1888 | - | - | 1569 | 1901 | 9275 | 13064 |
5 | 日本 GoriRaichi893 | S | S | 1351 | - | - | - | 1490 | 10083 | 12924 |
6 | 日本 TOMMYKAIRA_R32 | S | S | 1871 | - | 1564 | - | 1896 | 8870 | 12637 |
7 | 日本 toybubu1205 | S | S | 2002 | 0 | - | 2037 | 1720 | 8466 | 12505 |
8 | 日本 kyuta | S | S | - | - | - | - | 1705 | 10487 | 12192 |
9 | 日本 fd3sr20b0654 | S | S | - | - | 1376 | 1674 | 2064 | 8062 | 11800 |
10 | 日本 k24a_cm2 | S | S | 1455 | - | 1998 | 1198 | 1834 | 7254 | 11086 |
Top 24 スーパースターズ・レビュー
最終戦をシリーズトップで迎えた日本・toybubu1205選手がポールポジションからスタートを決めます。
レースをリードしていくと思われた7周目にまさかのピットイン。23周というレース距離では当然最後まで走りきることができないため、2ストップ作戦をチョイスしました。
この間にオーストラリア・Nik_Makozi選手、日本・Kawakana222選手、日本・kyuta選手がポジションをあげ、トップ3を形成します。
11周目にNik_Makozi選手とkyuta選手が、さらに12周目にKawakana222選手がピットイン。
このタイミングでトップを奪還したtoybubu1205選手でしたが、16周目に2度目のピットインで万事休す。
ピット作業中に1ストップ作戦とる上位陣に抜かれ、8位まで転落。
20周目、終盤でペースを落としがちなNik_Makozi選手をKawakana222選手が捉えます。
ここで一気に上位4台が集団となり、ワンミスでシリーズタイトルが入れ替わる壮絶なバトルが始まります。
22周目、遂にKawakana222選手がトップに躍り出ます。Nik_Makozi選手にトップを奪い返す余力ありませんでした。
その後、Nik_Makozi選手はkyuta選手の猛追を必死に抑え、辛うじて2位でフィニッシュ。
しかし、ここで番狂わせが起きました。
Top24で勝利したKawakana222選手でしたが、有効ポイントでNik_Makozi選手を逆転するまでのポイントを獲得できず、シーズン通して諦めない走りを続けたオーストラリア・Nik_Makoziがシーズン19のタイトルを獲得したのです。