- ワールドファイナル
- ブラジルワンツー!イゴール・フラガ(IOF_RACING17)がポールトゥーウィンでレース1を制する!
- FIA GT Championships 2018 World Finals / Nations Cup
- 2018.11.25
今大会初登場となる東京エクスプレスウェイ 南ルート 内回りレイアウトがレース1の舞台です。
16名全てのドライバーにとって未知のコースがゆえに、短時間のプラクティスでどらだけ攻略ポイントを見出せるかが勝利へのカギとなりました。
ポールポジションからスタートを決めたのは、ブラジル/イゴール・フラガ(IOF_RACING17)M4。さらにブラジルの勢いは止まりません。1コーナーでブラジル/アドリアーノ・カラッツァ(CRT-Didico15)DB11が日本/吉田 匠吾(gilles_honda_v12)F50をオーバーテイクし2位へポジションを上げます。
ターン2で目を疑うようなアクシデントが発生します。
アジアオセアニアリージョンのウィナーでもある日本/國分 諒汰(Akagi_1942mi)NSXがブレーキングに失敗し、5位を走行するカナダ/ジェフリー・ガラン(FT_LLOYDZELITE)Amuse S2000をプッシング。
カナダ/ガラン(FT_LLOYDZELITE)Amuse S2000はこのアクシデントを受け最下位までポジションを落とします。
王者國分らしからぬミスに会場内のドライバー達からも悲鳴が上がります。
当然のごとく日本/國分(Akagi_1942mi)NSXにはタイムペナルティが与えれるます。
國分自身にとっても相手を巻き込むアクシデントの原因となってしまったことの動揺は大きく、ターン10で追い打ちをかけるかのようなアクシデントが発生します。
オンラインシリーズでは良きライバルとして戦った香港/ジョナサン・ウォン(saika159-)フォードGTのテールと日本/國分(Akagi_1942mi)NSXのノーズがわずかに接触。エスケープゾーンが皆無の東京エクスプレスウェイの悲劇でした。
レース開始後、わずか数分の間に2度の大きなアクシデントの起因となってしまった日本/國分(Akagi_1942mi)NSXはレース1を最下位で終えることになりました。
2周目、9位から怒涛の追い上げをみせていた日本/山中 智瑛(yamado_racing38)Fタイプがターン3で、チリ/ニコラス・ルビラー(FT_NicoR)マセラティ、チリ/ファビアン・ポルティラ(FT_Mcqueen91)LC500を一気にオーバーテイクし4位へポジションを上げます。
4周目、日本/吉田(gilles_honda_v12)F50がブラジル/カラッツァ(CRT-Didico15)DB11を攻略し2位へ。日本/山中(yamado_racing38)Fタイプも背後に迫ります。
5周目、日本/吉田(gilles_honda_v12)F50が痛恨のガードレールにタッチ。この一瞬のミスを見逃さなかった
ラジル/カラッツァ(CRT-Didico15)DB11が2位へ、日本/山中(yamado_racing38)Fタイプが3位へポジションを上げます。
1位は2位以下を大幅に引き離しブラジル/フラガ(IOF_RACING17)M4がクルージング状態です。
6周目、 オーストラリア/コディー・ニコラ・ラトコフスキー(Nik_Makozi)マクラーレンF1は5位を走行するドイツ/ミカイル・ヒザル(TRL_LIGHTNING)996 GT3のテールスライドを見逃さずオーバーテイクすることに成功します。
その後、ドイツ/ヒザル(TRL_LIGHTNING)996 GT3はスペイン/ホルヘ・ロペス(Williams_Coque14)ディアブロGTにも抜かれ7位へ後退します。
レースは遂にファイナルラップを迎えます。勢いづくオーストラリア/ラトコフスキー(Nik_Makozi)マクラーレンF1は日本/吉田(gilles_honda_v12)F50の背後にピタリとつけます。
ターン11で前に出たオーストラリア/ラトコフスキー(Nik_Makozi)マクラーレンF1でしたが、痛恨のアンダーステアでオーバーラン。再び日本/吉田(gilles_honda_v12)F50がポジションを戻しますが、最終コーナーでインに飛び込んだオーストラリア/ラトコフスキー(Nik_Makozi)マクラーレンF1が4位争いを制します。
初お披露目のサーキットを短時間で攻略したブラジル/イゴール・フラガ(IOF_RACING17)がポールポジションのアドバンテージを最大限に発揮し初戦を勝利で飾りました。
2位にはブラジル/アドリアーノ・カラッツァ(CRT-Didico15)、3位には日本/山中 智瑛(yamado_racing38)が入り、着実にポイントを獲得しました。