シーズン経過

ネイションズカップ13回目のテストシーズンは、2月4日から10日まで、全6戦が行われました。

日曜日の開幕戦は、攻め甲斐のあるテクニカルコース、鈴鹿サーキットでのGR.4による戦い。ここでは、これまで上位進出の少なかった日本・tatsurou55選手が第1枠のレースで見事なポール・トゥ・ウィンを果たし、ランキングトップに名を刻みました。2位にはlegacy0193選手、3位にはCreated_by_Doll選手と日本勢が続きます。

第2戦は東京エクスプレスウェイ・中央ルート外回りが舞台。マシンはトヨタ 86 GRMNによるワンメイクです。オーバーテイクの難しいこのレースでは日本・tatsurou55選手が1055ptsで失速する一方、日本・fd3sr20b0654選手、香港・Seize_HKS選手らが躍進しました。日本・fd3sr20b0654選手は第3戦（ニュルブルクリンクGP／GR.3）でも高ポイントを獲得、前半3戦を終えた時点でのポイントランキング首位に立ちます。

レース未開催の水曜日をはさんで木曜日の第4戦。超高速ステージのモンツァを使ったフェラーリ 458 イタリア GR.4のワンメイクです。ここでは日本・kuro96GT選手、y_nuno2702選手らがハイスピードバトルを制し高ポイントを獲得、ポイントランキング首位こそ日本・fd3sr20b0654選手で変わりませんが、日本・mish12calsonic選手が日本・Kawakana222選手を上回り、２位に浮上してきました。

第５戦は風光明媚なドラゴントレイルでのアウディ R18 TDIによるワンメイクレースです。ここではポイントランキングに大きな変動が起きました。日本のCreated_by_Doll選手が第１枠のレースで優勝、さらに第３戦からエントリーを始めたオーストラリア・Nik_Makozi選手が同じレースで２位に入り、総合ポイントでfd3sr20b0654選手を上回ったのです。fd3sr20b0654選手は３位に陥落、４位には日本・Kawakana222選手、そして５位が日本・tatsurou55選手という状況です。

迎えた土曜日の最終戦。イギリスの名門コース、ブランズハッチGPを舞台にしたGR.4マシンによる戦いです。第3枠のTop24スーパースターズには、上位を争うプレイヤーがそろってエントリーしました。

決勝レースでは、予選から鋭い走りを見せたオーストラリア・Nik_Makozi選手が安定した速さを披露。4位スタートから追い上げを見せる日本・Kawakana222選手を抑えて、見事優勝を果たしました。3位には6位から追い上げた日本・mish12calsonic選手が飛び込んだ一方、逆転が期待された日本・fd3sr20b0654選手は予選12位、決勝10位という結果に。その結果、ポイントランキングにもこの順位が反映され、オーストラリア・Nik_Makozi選手が前シーズンに次ぐ2連勝を成し遂げたのです。

Top 24 スーパースターズ・レビュー

ポールポジションからスタートしたオーストラリア・Nik_Makozi選手が後続を引き離しにかかります。2周目にレース展開が大きく動きました。シリーズランキング2位から逆転を狙う日本・Created_by Doll選手がグラベルに飛び出しスピン、10位にポジションダウンしてしまったのです。

2位争いは日本・Kawakana222選手と日本・mish12calsonic選手。2台のトヨタ86 GR.4によるドッグファイトが繰り広げられましたが、その隙にトップを走るNik_Makozi選手が易々とリードを広げにかかります。

8周目、上位陣が一斉にピットインする中、日本・fd3sr20b0654選手はノーピット作戦を敢行し、2位までポジションを上げることに成功します。

しかし活躍はそこまで。レース後半までペースを維持することができず、フレッシュタイヤに履き替えた上位陣に抜かれ、最終的に10位でレースを終えました。

その後も大きな順位変動はなく、圧倒的なリードを維持したままNik_Makozi選手がTop24に勝利し、ネイションズカップ テストシーズン 13のシリーズタイトルを決めたのです。

Point Ranking (Top10)