いよいよ始まったチャンピオンシップのテストシーズン。全7戦のFIA GT ネイションズカップはドライビングパーク・山際でのGr.4レースで幕を開け、L-Shooter_RB26選手(日本)が最高ポイントを獲得しました。同選手は第2戦以降も上位入賞を続け、安定してポイントを重ねていきます。
そんなL-Shooter_RB26選手の前に立ち塞がったのがderolin30選手(日本)です。derolin30選手は初戦で1275ptsを獲得した後、第2、第3戦をスキップ、続く第4戦(レイクマジョーレⅡ)で861pts、第5戦(ブランズハッチ インディ)で1222ptsをゲットし、ポイントランキング上位に急浮上します。
マウントパノラマが舞台となった第6戦。L-Shooter_RB26選手が総合優勝に王手をかけるべく1190ptsを獲得しますが、derolin30選手がそれを上回る1371ptsを獲得し、ついに有効ポイントでL-Shooter_RB26選手を逆転しました。
こうして迎えた最後の第7戦(東京エクスプレスウェイ・東ルート 内回り/GT by シトロエン Gr.4のワンメイク)。5枠あるうちの第1枠のレースにエントリーしたderolin30選手は、スタート直後の1コーナーでプッシングされ3位となるも、中盤のS字で1位を奪取。しかしその後各車の交錯に巻き込まれ9位までポジションを落とします。その後じわじわとポジションを回復して6周目には2位へ。トップのN64TheStig007選手(オーストラリア)を射程に捕えましたがフィニッシュラインでわずかに届かず、そのまま2位でフィニッシュ、1012ptsを獲得しました。
いっぽうのL-Shooter_RB26選手は第4枠のレースにエントリー。ポールポジションからスタートするもヘアピンの折り返しでプッシングされ6位に。その後、着実にライバルを捉えて5周目には3位に浮上し、さらに前を行くMonkeyMan_707選手(ニュージーランド)をじわじわと追い詰めていきます。最終ラップ。フィニッシュライン目前でL-Shooter_RB26選手がMonkeyMan_707選手の前に出て劇的な2位入賞を達成、1119ptsを手に入れました。しかし3レースの合計ポイントでderolin30選手を再逆転するには届かず、derolin30選手のシーズン1優勝が確定したのです。
なお3位には、第1、2、3戦にのみエントリーして計3514ptsを獲得したs-o16com選手(日本)が食い込みました。
Point Ranking (Top10)
RANK | DRIVER | DR | SR | RD.1 | RD.2 | RD.3 | RD.4 | RD.5 | RD.6 | RD.7 | TOTAL |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 derolin30 | A | S | 1275 | - | - | 861 | 1222 | 1371 | 1012 | 3868 |
2 | 日本 L-shooter_RB26 | S | S | 1325 | 1072 | 1210 | 892 | 1074 | 1190 | 1119 | 3725 |
3 | 日本 s-o16com | A | S | 1255 | 1095 | 1164 | - | - | - | - | 3514 |
4 | 日本 put_ret | A | S | 1167 | 0 | - | - | - | 1226 | 1118 | 3511 |
5 | 香港 saika159- | A | S | 976 | 536 | 1229 | 993 | - | 1010 | 1226 | 3465 |
6 | 日本 legacy0193 | A | S | 557 | 1156 | - | - | - | 1082 | 1158 | 3396 |
7 | オーストラリア Nik_Makozi | A | S | 697 | 67 | 0 | 1076 | 1157 | 1160 | 749 | 3393 |
8 | インドネシア GTIC_RamStig | A | S | - | - | 1078 | 1108 | 1204 | - | - | 3390 |
9 | 日本 yamayu0908 | A | S | 1081 | 201 | 179 | 1060 | 1119 | 1098 | 890 | 3298 |
10 | インドネシア JAKAevo4 | A | B | 1102 | 926 | 1080 | 1103 | 633 | 996 | 0 | 3285 |