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敗者復活戦のレースは、決勝レースへ進出するために上位4位に入る必要があります。
最後の望みを賭けた争いの舞台となるのはレッドブルリンク。比較的扱いやすいGr.4車両によるバトルは息をのむオーバーテイクの連続でした。

チリ/ニコラス・ルビラー(FT_NicoR)ケイマンGT4を先頭に、全車クリーンに1コーナーを通過します。ここまで生き残ってきたトップドライバーだけに、アクシデントの多いレッドブルリンクの1コーナーは手堅い走りに徹します。

1周目の最終コーナーで4位を走行していたカナダ/アンドリュー・ブルックス(Deafsun96)ウラカンGr.4がオーバーランを喫しペナルティ。この時点でトップ4から脱落します。

さらに波乱が続きます。3周目に2位を走行していたイギリス/アダム・サスウィロー(GTP_Aderrrm)マスタングGr.4が挙動を乱し、オーストラリア/コディー・ニコラ・ラトコフスキー(Nik_Makozi)C7 Gr.4が2位へポジションを上げます。

イギリス/サスウィロー(GTP_Aderrrm)マスタングGr.4がペナルティ消化のためにスローダウン。その隙に、イタリア/ジョルジオ・マンガーノ(Giorgio_57)M4 Gr.4、ポルトガル/カルロス・サラザール(pcm_stj)ヴェイロンGr.4がポジションを上げます。
しかし、イギリス/サスウィロー(GTP_Aderrrm)マスタングGr.4がすぐさまポルトガル/サラザール(pcm_stj)ヴェイロンGr.4をパスし4位にポジションを戻します。

膠着状態のトップ争いでしたが、7周目に2位を走行していたオーストラリア/ラトコフスキー(Nik_Makozi)C7 Gr.4がチリ/ルビラー(FT_NicoR)ケイマンGT4をパスし1位に躍り出ます。ルビラーもここで無理をせず2位キープの走りに切り替えます。

トップでチェッカーを受けたのは、オーストラリア/コディー・ニコラ・ラトコフスキー(Nik_Makozi)C7 Gr.4でした。
ラトコフスキーはアジアオセアニアリージョンのオンラインシリーズで絶対的な強さを誇る日本人ドライバー相手にレース強さを身につけて着実に成長を遂げました。
2位にはチリ/ニコラス・ルビラー(FT_NicoR)、3位にはイタリア/ジョルジオ・マンガーノ(Giorgio_57)、4位にはイギリス/アダム・サスウィロー(GTP_Aderrrm)が入り、ファイナルへの切符をつかみました。