- NATIONS CUP
- U18のtokari71選手(日本)が2位以下を大幅に引き離し総合首位を獲得!
- 2021 Series Nations Cup Season 2 (Asia)
- 2021.09.24
7月10日に開幕したFIA GT ネイションズカップ - シーズン 2。
ラウンド1は「オートポリス」を舞台に、最新のトヨタ GR 86 '21を使用したワンメイクレースで争われました。
シーズン1で活躍をみせたU18の若い世代の速さがシーズン2でも際立ちます。5番手グリッドからスタートのtokari71選手(日本)が着実にポジションをあげ、6周目の1コーナーでKerokkuma_ej20選手(日本)のインに飛び込みトップに躍り出ます。
tokari71選手は、その後も山中選手- yamado_racing38(日本)、川上選手 - SG_Kawakana(日本)といったワールドシリーズに参加するトッププレイヤーを抑えこむことに成功しトップでチェッカーをうけます。強豪相手の勝利の価値は大きく398ポイントを獲得。
幸先よく開幕戦を制したtokari71選手。しかしラウンド2では井芹選手 - Arrow71sr(日本)が勝利し383ポイントを獲得。
その後、両者の獲得ポイントは伸び悩みますが、シーズン2の折り返し地点となるラウンド5で大きく流れを変えたのはtokari71選手でした。
全長30283mの巨大オーバルコース「スペシャルステージ・ルートX」を舞台にN400クラスで争われる、超高速スリップストリームバトル。勝利するチャンスは全員イコールとも言われるコースですが、11番手グリッドからスタートしたtokari71選手は着実に順位をあげ、ファイナルラップの段階でトップグループを射程圏内に捉えました。
フィニッシュ目前のファイナルターンで上位陣にアクシデントが発生します。その交錯を回避したtokari71選手が見事トップでフィニッシュを飾ります。この劇的な勝利で408ポイントという大量ポイントを獲得し、シーズンの流れを一気に自分のものとします。
tokari71選手は、ラウンド7で385ポイント、ラウンド9では376ポイントを獲得し着実に有効ポイントを更新し、2位以下との差を広げることに成功します。
シリーズランキング2位につける井芹選手も、ラウンド8~10で有効ポイントを連続更新していきますが、tokari71選手との差をつめることができません。
シーズン2を制したのは、シリーズランキングで2位の井芹選手に対して109ポイントもの大量リードを築き上げたtokari71選手(日本)でした。このポイント差は他の地域でも例をみない驚異的な数字です。
tokari71選手を始めとした若い世代の活躍が目まぐるしいアジア地域ですが、今シーズンも急成長を遂げたU18の選手がいます。
全国都道府県対抗eスポーツ選手権でも活躍をみせる、V1_CRV-KRT86選手です。
これまでのシーズンでは上位争いに絡むも、最終的には中団に埋もれることも少なくないレース展開でしたが、最終戦ではポールトゥーウィンを決めるなど、井芹選手に次ぐシリーズ3位を獲得しました。
シーズンごとに異なるU18選手が成長を遂げていく日本の選手層の厚さは、アジア地域にとって強い武器となっていくはずです。今後の新たなヒーローの誕生に期待せずにいられません。