22歳のニコラス・ルビラーがチリに勝利をもたらす!
3月17日、フランス・パリで開催2日目を迎えた2019年の「ワールドツアー」にて「ネイションズカップ」が行われ、チリ代表のニコラス・ルビラー選手が勝利を収めました。
今「ワールドツアー」の「ネイションズカップ」には、昨シーズンの「ワールドファイナル」の成績に基づき、13カ国から24名の選手が参加。準決勝グループA、Bから上位4名ずつ、敗者復活戦から4名が勝ち進み、計12名による決勝レースが行われます。
準決勝グループAは初代ヨーロッパ王者ドイツ代表ミカエル・ヒザル選手がピット戦略を生かし1位通過。総合予選1位のタイムを記録したルビラー選手は、このレースで決勝スターティンググリッド3位を獲得します。
準決勝グループBではイゴール・フラガ選手とアドリアーノ・カラッツァ選手の両ブラジル代表選手にタイヤ交換ミスがあり、昨シーズン「ネイションズカップ」王者のフラガ選手がグループ敗退。敗者復活戦へ決勝進出の望みをかけることになります。1位通過は香港代表ジョナサン・ウォン選手で、決勝スターティンググリッド2番目に位置をつけます。
12台のラリーカーが一斉にダートレースを行う、新しい試みを取り入れた敗者復活戦。オンラインシリーズでも未開催となるこのスタイルは、普段の舗装路でのレースとは異なるテクニックが要されます。この変化に対してレース中に適用力を見せたフラガ選手が敗者復活戦を1位で通過。母国開催となるフランス代表・ルノアール選手は、脱落圏内での激戦をくぐり抜け4位でレースを終了し、決勝進出を果たします。
日本代表では初代アジア王者の國分諒汰選手と山中智瑛選手が敗者復活戦まで進みましたが、惜しくも決勝進出とはなりませんでした。
12名で迎えた決勝戦。「X2014 Competition」でオートポリスを16周するレースで、序盤にウォン選手を抜いたルビラー選手が、1位のヒザル選手を追いかけるという展開になります。ルビラー選手は2回目のピットストップをヒザル選手より1周遅くし、ヒザル選手の前の位置でピットアウト。オーバカットに成功します。最終スティントの両者直接対決ではルビラー選手がヒザル選手を引き離してフィニッシュ。見事「ネイションズカップ」で初優勝をおさめました。
シーズンオフでの成長を見せたニコラス・ルビラー選手が「ネイションズカップ」1位となり、南米チリに勝利をもたらしました。今シーズンの活躍が期待されます。2位はドイツ代表ミカエル・ヒザル選手。昨シーズンの「ワールドファイナル」に続き、惜しくも優勝を逃しました。アジアリージョンでは香港代表のジョナサン・ウォン選手が3位に入賞しました。
次回の「ワールドツアー」舞台は6月のニュルブルクリンク!
「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」公式戦の「ワールドツアー」、2019年シリーズ2回目となる次回は6月22-23日にドイツ・ニュルブルクリンクで開催されます。ライブ配信スケジュールは「グランツーリスモ LIVE」で公開します。お見逃しなく!今後の「ワールドツアー」開催スケジュールやチャンピオンシップ概要について知るには、先日発表となった2019年シリーズの「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ 開催概要」をチェックしてください。
2019 ワールドツアー パリ
ネイションズカップ 決勝 リザルト
Rank | Driver | Time |
---|---|---|
1 | Nicolás Rubilar FT_NicoR | 24:50.467 |
2 | Mikail Hizal TRL_LIGHTNING | +03.066 |
3 | Kai Hin Jonathan Wong saika159- | +04.009 |
4 | Patrik Blazsán Williams_Fuvaros | +05.242 |
5 | Giorgio Mangano Giorgio_57 | +05.934 |
6 | Coque López Williams_Coque14 | +07.977 |
7 | Igor Fraga IOF_RACING17 | +12.129 |
8 | Carlos Salazar pcm_stj | +13.064 |
9 | Cody Nikola Latkovski Nik_Makozi | +18.059 |
10 | Anthony Duval RC_Atho | +20.125 |
11 | Pierre Lenoir RC_Snake91 | +37.053 |
12 | Yat Lam Law NegiFISH_NaF | +47.087 |