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- チームポルシェがマニュファクチャラーシリーズで初タイトル獲得!「ワールドツアー・東京」結果速報
- ワールドツアー第5戦・東京
- 2019.10.27
10月26日、FIA グランツーリスモチャンピオンシップ 2019のマニュファクチャラーシリーズが第46回東京モーターショーのワールドツアー第5戦にて行われ、ポルシェ(アンゲル・イノストローザ / チリ、トリスタン・ベイリス / USA、マット・シモンズ / オーストラリア)が優勝し、同選手権でチーム初となるタイトルを獲得しました。
今大会のマニュファクチャラーシリーズは12チーム・36名の選手が、レース1とグランドファイナルの2レースを行い、総合獲得ポイント(グランドファイナルは獲得ポイント2倍)で争います。各レースではソフト、メディアム、ハードタイヤのタイヤ交換とドライバー交代が義務付けられます。また今回からはタイヤの最低周回義務が導入されました。
レース1では母国開催で実力者揃いのチームトヨタ(山中智瑛 / 日本、ライアン・デルッシュ / フランス、イゴール・フラガ / ブラジル)が会場に集まった多くの観客の声援を受けて1位でフィニッシュ。2位にポルシェ、3位にメルセデスベンツと続きます。
レース1の結果がそのままスターティンググリッドとなるグランドファイナルでは、ポールスタートのトヨタがソフトタイヤスタートで逃げ切りを狙います。一方ポルシェはミディアムタイヤを選択し、両者の戦略が分かれます。最終スティントでは単独1位で走行するトヨタの山中選手に、後方集団が徐々に接近。この局面でポルシェ最終ドライバーのアンゲル・イノストローザが、レースの「ドライバー・オブ・ザ・デイ」に選ばれるほどの好パフォーマンスを見せ、BMWさらにはトヨタをパスし1位でフィニッシュ。
このグランドファイナルレースでトヨタの獲得ポイントを上回った結果、チームポルシェが優勝を手にしました。巧みな戦略と新たなエースドライバーの登場がハイライトとなった同チームは、いよいよ来月に開催を迎えるモナコでの「ワールドファイナル」に向けて大きな自信を得ました。2位はチームBMW(コケ・ロペス / スペイン、ニコラス・ルビラー / チリ、ランドール・ヘイウッド / USA)。チームトヨタはファイナルレースで十分なポテンシャルを発揮できなかったものの、総合3位に入賞しました。
ワールドツアー第5戦・東京
マニュファクチャラーシリーズ リザルト
Rank | Manufacturer / Drivers | Race 1 | Grand Final | Total Points |
---|---|---|---|---|
1 | ポルシェ アンゲル・イノストローザ / トリスタン・ベイリス / マット・シモンズ | 10 | 24 | 34 |
2 | BMW コケ ロペス / ニコラス・ルビラー / ランドール・ヘイウッド | 7 | 20 | 27 |
3 | トヨタ 山中 智瑛 / ライアン・デルッシュ / イゴール・フラガ | 12 | 12 | 24 |
4 | アウディ ハイデン・ハンター / マーティン・グレディ / 加藤 達彦 | 6 | 16 | 22 |
5 | メルセデス・ベンツ コディー・ニコラ・ラトコフスキ / トム・ラテル / アンソニー・フェリックス | 8 | 14 | 22 |
6 | フォード アダム・ウィルク / アーメン・アルカハム / アダム・タペイ | 5 | 10 | 15 |
7 | ジャガー ケニー・コノモス / ヴィニシウス・ネト / フローリアン・パガンテ | 4 | 6 | 10 |
8 | アルファロメオ ダニエル・ソリス / アロンソ・レガラード / 吉田 匠吾 | 0 | 8 | 8 |
9 | アストンマーティン 滝田 歩夢 / ニック・マクミレン / ジェイ・ウォン | 2 | 4 | 6 |
10 | シボレー マシュー・マキューエン / ニコラス・シュヴェンディマン / ラウル・アギラール | 3 | 0 | 3 |
11 | ヒュンダイ ケビン・パウンダー / アンソニー・デュヴァル / コナー・ヘリー | 0 | 2 | 2 |
12 | レクサス アドリアーノ・カラッツァ / アンドリュー・ブルックス / バティス・ボボア | 1 | 0 | 1 |