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イベントリポート

東京電機大学が初優勝! 大学自動車部対抗「GTカレッジリーグ 2024」レポート

9月29日(日)、『グランツーリスモ7』による全国大学自動車部対抗のeモータースポーツ大会「GTカレッジリーグ 2024」が開催され、東京電機大学が初優勝を飾りました。

今年で開催5年目を迎えたGTカレッジリーグ。出場大学数は、特別招待校のスタンフォード大学を含め、過去最高となる23大学に上りました。会場は日本国内最大級のエンターテインメント施設として注目を集めるTHEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)です。

大会前日には、グランツーリスモ ワールドシリーズ第3戦 東京ラウンドが華々しく開催されたばかり。その興奮さめやらぬ中での、大学自動車部による頂上決戦となりました。

過去最高の23校が出場

開催前より注目を集めたのが、大会4連覇中の強豪・中央大学。参加選手の代替わりの中でもその強さを継承してきた同大学が、未踏の5連覇を果たすのか。それとも新たな勝者が誕生するのか。

大会は、まず出場23校による1ラップ・タイムアタック予選を実施。その結果により出場校はふたつのグループ(A・B)に分けられます。グループステージA・B、それぞれの上位6校(計12大学)が、決勝・ファイナルレースへ進出します。

なお、出場各大学はチームに最大4名の選手登録することができ、グループステージおよびファイナルレースの各セッションでは、各大学チーム3選手でひとチームを組み、レース中にドライバーを交代しながら、勝利を目指します。

波乱の展開

波乱が起きたのは、グループステージでした。王者・中央大学の予選アタックタイムが伸びず、グループステージBのスタート順が8位と振いません。迎えたレースでも、チーム内で声を掛け合いながら懸命のドライブを続けますが、上位に浮上することができず結果は9位。5連覇を目指す強豪が決勝進出を逃すという展開に。さらに昨年3位表彰台を獲得した慶應義塾大学チームも決勝進出ならずという波乱の中、決勝ポールポジションを手にしたのは、昨年大会2位の東京電機大学でした。

ファイナルレース(決勝)

昨年2位の実力校・東京電機大学が見事な走りで大会初優勝!

GTカレッジリーグ初優勝を飾った東京電機大学(ドライバー:大石選手)
GTカレッジリーグ初優勝を飾った東京電機大学(ドライバー:大石選手)

ファイナルレース(決勝)は、1周7.301km東京エクスプレスウェイ・東ルート外回り。非常に長いストレートを特徴とする高速コースで、15周で争われます。各大学3名の選手、5周ごとのドライバー交代で力を合わせ戦います。使用車種は予選・グループステージと同様、Gr.4レースカーです。

ポールポジションスタートは出場2回目となる東京電機大学。昨年大会で2位表彰台を手にした実力校です。スタート直後、1コーナーへの飛び込みで一瞬立命館大学にトップを奪われますが、すかさず首位に返り咲きトップをキープ。レースをリードします。

そのすぐ後方、明治大学がひとつポジションを上げ3位へ。オープニングラップ終盤でさらに立命館大学をかわし、2位に浮上します。東京電機大、明治大の2校の車両は、ともにストレートの速さを特徴とするブガッティ ヴェイロン Gr.4。順位を入れ替えながら、競り合います。

中団から下位にかけても激しいバトルとオーバーテイク合戦が繰り広げられ、ゲスト出場のスタンフォード大学が11位スタートからすかさず8位まで順位を上げるなど、激しく順位の入れ替わりがみられました。

トップ東京電機大学は、出場3選手全員が昨年の大会も経験。落ち着いたレース運びで、徐々に2位明治大学との差を広げていきます。離されぬよう食い下がる明治大学。優勝争いは、事実上この2校に絞られたかたちでレース終盤を迎えました。

10周目、3人目へのドライバー交代。ここで東京電機大学は、チームの中心選手でもあるエース、大石選手が登場。平井選手、金谷選手と繋いだ首位の座を受け継いだ大石選手は、安定感した速さで後続・明治大学との差をさらに広げてゆきます。

迎えた最終ラップ。2位明治大学との差を12秒以上にまで広げる速さを見せた東京電機大学チームが、見事トップチェッカー。初優勝を達成しました。2位は明治大学。そして3位には、10番手スタートから粘り強い走りで順位を上げながら15周を走り切った駒澤大学が入りました。

グループステージ、ファイナルステージは、各大学から3選手が出場。ドライバー交代を行いながらレースに挑む

出走するドライバーの走りやレースの状況をチームメイトが見守る

ファイナルレースには12校が進出

会場にてパフォーマンスを披露してくれた中央大学ソングリーディング部「Garnets」。全日本学生チアダンス選手権上位入賞をはじめ全国大会で活躍する皆さんが、会場を盛り上げてくれた

GTカレッジリーグではおなじみとなった、アメリカ・スタンフォード大学が特別ゲスト校として参戦。クリス・ゲルデス教授(左)と学生チームの皆さん

スタンフォード大学チームはグループステージを勝ち抜きファイナルレース(決勝)に駒を進めた

3位表彰台を獲得した駒澤大学チーム

2位、明治大学チーム

GTカレッジリーグ初優勝を飾った東京電機大学チーム

GTカレッジリーグ 2024 ファイナルレース リザルト

1位 東京電機大学(初優勝)
2位 明治大学
3位 駒澤大学
4位 静岡大学
5位 千葉工業大学
6位 立命館大学
7位 立教大学
8位 名古屋工業大学
9位 同志社大学
10位 法政大学
11位 関西学院大学
12位 スタンフォード大学

【参加大学 全23校】

青山学院大学、関西学院大学、近畿大学、慶應義塾大学、工学院大学、國學院大學、駒澤大学、静岡大学、専修大学、千葉工業大学、中央大学、東海大学、東京電機大学、東京農業大学、同志社大学、名古屋工業大学、日本大学、法政大学、明治大学、立命館大学、立教大学、早稲田大学、スタンフォード大学(特別ゲスト校)

大学自動車部対抗「GTカレッジリーグ 2024」結果速報
https://www.gran-turismo.com/jp/gt7/news/00_4006824.html