ジャガーによるピュアEVレースカー「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」を公開
数々の栄光に満ちたレースカーを生み出してきたジャガー。
その系譜を受け継ぐ「ジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupé」が初公開。
10月26・27日の2日間、「ワールドツアー第5戦・東京」をはじめ、さまざまなレースイベントが開かれる東京・青海の「FUTURE EXPO MEGA WEB」。開催を翌日に控えた10月25日午後3時、その会場で、最新のビジョン グランツーリスモとなる「ジャガービジョン グランツーリスモ Coupé」が公開されました。
パワートレインは軽量コンパクトかつパワフルな最新の電気モーター。それを駆動するバッテリーは、フォーミュラEを戦う「ジャガー I-TYPE 4」や、世界初の量産電気自動車レースシリーズ「I-PACE eTROPHY」で鍛えられたリチウムイオン式です。
ハイライトは、ジャガー・アドバンスド・デザインがグランツーリスモのために手掛けた造形。衝撃的なフォルムを実現するために、バッテリーモジュールをコックピット周辺に配置し、低重心とパーフェクトな重量配分を実現しました。
コックピットデザインはC、D、Eタイプといったジャガー歴代のレーシングカーからインスピレーションを得ています。現代的でドライバー・オリエンテッドなインテリアフィロソフィーを、ピュアで美しく、繊細なディテールと融合させ、アナログとデジタルの絶妙なバランスで両立させました。電動ルーフハッチからコックピットへのアクセスは、プレイヤーのドライビング体験を一層鮮烈なものとするでしょう。
ボディ構造は軽量、シンプルでドラマチックさに満ちています。素材には先進的かつ実験的なものが選ばれ、ボディ表面には独自の処理が施されました。コックピットに深く座り込んだドライバーは、クルマに包み込まれるような感覚が得られます。それはまるで、ル・マンを3度制覇したDタイプに乗り込むような感覚です。
操作に必要な各種情報は、最適な割合でドライバーの視線の先に表示されます。路面とほぼシームレスになる視界は、正確無比なマシン操作をもたらすでしょう。優雅で長いボンネットの向こう側に見える景色は、まさにジャガーの世界。プレイヤーはマシンのコントロールに没頭することができます。
このジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupéは、発表会場で行われたワールドツアー・エキシビション・プロアマレースに早速登場し、トップレーサーとジャーナリストがその圧倒的なパフォーマンスを体感しました。『グランツーリスモSPORT』の11月末のアップデートによって、世界中のプレイヤーの皆さんにも、その魅力をお楽しみいただける予定です。
ジャガーデザインディレクター:ジュリアン・トンプソン氏のコメント
「ジャガー ビジョン グランツーリスモのプロジェクトは、ジャガーの若いデザイナーによって担当されています。彼らにとっては私達の素晴らしい伝統に染まりながらも、未来のデザインの限界を超えるクルマをデザインするという、一生に一度の機会です。このチームは、明確にジャガーだと分かるものを制作するにあたり、素晴らしい仕事をやり遂げました。彼らは私達の象徴的な過去にインスピレーションを受けながらも、一切制限されていません。」
「グランツーリスモ」シリーズプロデューサー:山内一典のコメント
「本日、ジャガー ビジョン グランツーリスモのプロジェクトを発表できることを嬉しく思います。ジャガーの新しいデザインディレクターに就任したジュリアン・トンプソンのチームと一緒に仕事ができたのは素晴らしい経験でした。このクルマのデザイン、とパフォーマンスは、チームの能力、クラフトマンシップ、長年に渡るコラボレーションの成果です。来月、ドライバーがこのクルマを運転できるのを楽しみにしております。」