山内一典
イタリアのモデナ・レッジョ・エミリア大学が山内一典に名誉学位を授与
イタリアのモデナ・レッジョ・エミリア大学は、「グランツーリスモ」シリーズ・プロデューサー山内一典に名誉博士の学位を授与し、10月17日、その学位授与式が行われました。
同大学は1175年に創立されたイタリア最古の大学のひとつ。ヨーロッパの自動車産業との関係が深く、なかでも工学部は2010年から「エンツォ・フェラーリ工学部」という名称で呼ばれています。
学位授与式が行われたモデナ テクノロジーセンター大ホール
アンジェロ・アンドリサーノ大学長(右)と山内
今回の名誉学位は、山内と彼の生んだ「グランツーリスモ」が、世界の自動車産業およびコンピュータグラフィックスに及ぼした功績を讃えるもの。学位の授与を受けて山内は、「インサイド・グランツーリスモ」と題した記念スピーチを行い、熱烈な拍手を送られました。
山内一典のコメント
「これまで20年間、過去を振り返らず、一心不乱に未来に向かって生きてきました。しかし、こうした名誉ある機会に、すっかり忘れていた、過去の自分が行ってきた達成を振り返る視点が持てたことに感謝しています。
イタリア、モデナという自動車業界のソウルのような場所で、幸運にも巡り会ったこの日のことを生涯大切にしたいと思います」