ジャガーが新たなバーチャルEVレーシングカー「ジャガー ビジョン グランツーリスモ SV」をアンヴェイル
ジャガーは12月16日(英国時間)、新たなバーチャルEVレーシングカー「ジャガー ビジョン グランツーリスモ SV」を世界初公開しました。これに合わせジャガーデザインの手によるフルスケールモデルも制作され、ジャガーFacebookページ上ではこのフルスケールモデルの初披露イベントも実施されています。
ジャガー ビジョン グランツーリスモ SVは、ジャガーがデザインを手がけ、ジャガーSV(スペシャルビークルズ)がエンジニアリングを担うEVレーシングカー。2019年に登場したジャガー ビジョン グランツーリスモ Coupéをベースとしながら、24時間耐久レースでの成功を指標とするあくなき開発が行われています。
パワートレインは、Coupéの3モーターに対し4モーターへとグレードアップ。ジャガーがフォーミュラE活動から得たノウハウが凝縮されたこのパワーユニットは、1903ps(1400kW)のパワーと3360Nmのトルクを発揮。最高速は実に255mph(約410km/h)に達します。パワーを供給するリチウムイオンバッテリーは液体窒素冷却システムによる徹底した熱管理が行われ、何ラップ、何時間走り続けてもそのパフォーマンスが低下することがありません。
スタイリング上の魅力は、Coupéと同様にジャガーの伝説的レーシングモデル、 CタイプやDタイプにインスパイアされた美しいプロポーションですが、それに加えて新しくフロントのスプリッターやヴェンチュリー効果を生むアンダーボディ、大型リアウィングなども備えています。
エアロダイナミクスに基づくこれらのデザインによって、ジャガー ビジョン グランツーリスモ SVは一段と伸びやかなロングボディのプロポーションを持ち、より速いコーナリングスピードやロングストレートでの安定性を手に入れています。
ジャガー ビジョン グランツーリスモ SVはすなわち、ジャガーによるEV耐久レースカーを最も大胆に解釈した一台です。グランツーリスモへの登場に、ぜひご期待ください。